カラーラボ ブリーチ編
お世話になっております。
クロサキの石塚です!
今回は、先日行われたカラーラボの模様をご報告致します。
今回は私石塚の初のオリジナルプログラム「ブリーチ編」です!!
気合い入れていきましたよ~!!
まずは、ブリーチについておさらいをしました。
そもそもブリーチ剤とは?脱色のメカニズムは?「脱色剤」「脱染・脱色剤」「脱染剤」等の種類…
みんなでディスカッションをして整理してから、いよいよ実験に入ります!
実験①
一体のウィッグを4ブロックに分けて、それぞれ4種別メーカーの脱色剤/脱染脱色剤を用いて同時に施術する。
・各使用2剤および2剤混合比は、メーカー規定に則る。
・放置タイムはノーキャップで自然放置30分。
今回は、各メーカーが脱色力を売りにしているブリーチ剤を比較してみます。
果たして仕上がりにどれくらいの違いがあるのでしょうか。
塗布時間に差がでないように、同じサロンで働いている二人が息を合わせて塗布していきます!
それでは、並行してもう一つの実験も進めて行きましょう…!
実験②
毛束実験。毛束4種(いずれもベースの明度は14レベル)
1. 4レベルのグレイカラーで染色したもの
2. 8レベルのファッションカラーで染色したもの
3. ヘアマニキュアで染色したもの
4. 塩基性カラー剤で染色したもの
各2本ずつ用意し、それぞれを「ライトナー」(脱色剤表記)とパウダーブリーチ(脱染脱色剤表記)を同時に塗布する
・脱色および脱染の効果を比較するため、30分自然放置する。
・染色以外の前処理は無し。
どんな結果になるのか…みんなで予想を立ててから実験に入ります。
毛束実験係は、毛束の中までしっかりと塗れるよう毛を広げながら丁寧に塗布しています!
それでは、結果を見てみましょう…
左がライトナー。参考までに使ってみたけど、さすがに差が出ますね。
見比べ易いように、パート分け部分は塗布しないで残しています。左右であまり違いがないですね…
おお!?
凄い!明らかに1か所だけ明るさが違います!1回のブリーチでここまで抜けるとは…
やはり剤料による違いはあるのですね。別々のメーカーの剤を比較検討できるのはディーラー講習ならでは…!などと感じました(笑)クロサキ取り扱いの中で最も脱色パワーの強いブリーチ剤判明です!!
そして、毛束も検証。左がライトナー、右がパウダーブリーチです
ちょっと写真が暗くて見ずらいですね… ライトナーではグレイとファッションのアルカリカラーはほとんど落ちませんでした。しかしマニキュアと塩基性は色が落ちて、また脱色もし過ぎずに程良い感じです。
パウダーブリーチの方はいずれも、同じような仕上がりです。染料を落としつつもメラニン漂白もされて、元の状態より明るくなっています。大分赤味も気になります。こちらは予想通りといったところでしょうか。やはり、カラーリングをした髪の染料を落としてカラーチェンジするのは大変そうです。
よくあるのが、黒染めしたお客様が明るくカラーチェンジをしたいといったリクエスト。そんな時はどのような方法で脱染をしたら良いのか…今後のカラーラボの実験課題が浮かびました!
といった内容で、今回のカラーラボは終了です!
ブリーチは「脱色すること」に特化したヘアカラー施術ですので、髪へのダメージや負担も気になりますし、細心の注意を払って扱いたい物です。今回のラボはまだまだブリーチに関する触りの部分の実験内容だったかと思いますが、実際に使い比べてみることで参加された美容師の皆さまの経験、糧となって頂けたらと思います。
毎月第2水曜日に開催中のカラーラボ、ご興味のある方はぜひお気軽に担当営業までお声かけ下さい!
楽しく実験して、ヘアカラーを好きになりましょう!!